Archive for April, 2018

LINN&Fuhlen GW合同試聴会/ノムラ無線

LINN製品とOCTAVE(ドイツ)真空管アンプ、
PIEGA(スイス)スピーカーとの組み合わせで
ご試聴いただける機会です。
是非お立ち寄りください!

■開催日時
5月3日(木)~6(日)
11:00~19:00(6日は17時までとなります)

■場所
ノムラ無線

■使用機材
KLIMAX DSM(Katalyst)
AKURATE DS/K/3(Katalyst)
AKURATE DSM/3(Katalyst)
MAJIK DS
MAJIK EXAKTBOX-I
EXAKT AKUBARIK(Katalyst)
MAJIK140
MAJI109

イベント詳細はこちらより→ホームページ

LINN


PIEGA


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第8回新潟オーディオ&シアターショウ開催/FOR MUSIC COMPANY

第8回新潟オーディオ&シアターショウ開催/FOR MUSIC COMPANY
国内外の一流オーディオ・ヴィジュアルメーカーが一堂に会し、
新潟オーディオ&シアターショウが開催されます。
LINNも参加いたします。ぜひご試聴ください!

■日時
2018年4月28(土)、29日(日)
10:00~19:00(最終日は18:00終了)

■会場
朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター 会議棟3F

■使用機材
KLIMAX LP12(フォノイコライザー:URIKA II)
KLIMAX DSM(Katalyst)
EXAKT AKUBARIK(Katalyst)
MAJIK DSM
MAJIK140
MAJIK109

【主な催事内容】
■オーディオ評論家 三浦孝仁先生によるトークショウ
28日(土) 1st:12:00~「ハイレゾ入門!」/2nd:15:00~「オーディオを楽しもう!」
29日(日) 1st:12:00~「オーディオを楽しもう!」/2nd:15:00~「ハイレゾ入門!」

■各社新製品&注目機器 試聴会
■新型AVアンプと4Kプロジェクターによる最新シアター体験会
■アナログカートリッジ&ターンテーブル比較試聴会
■日本音響エンジニアリング(ANKH)の効果実演会
■ヘッドフォン、ヘッドフォンアンプ比較試聴ブース設置
■ソフト(CD・LP)販売

イベント詳細はこちらより→ホームページ

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LINN LP12 45th Anniversary 試聴会&商談会/オーディオユニオン新宿

誕生から45周年を迎えたLP12。
URIKA2 & LINGO4 が発表され、より一層アップグレードしました。
今週末の「LINN LP12 45th Anniversary 試聴会&商談会」は、
LINNの歴史そのものであるLP12の歩みをご案内する機会です。
さらには、一世代前の機種との比較ご試聴にて、
LINNの進化をぜひご体感ください!


 

■試聴会&商談会日時
4月21日(土) 14:00~16:00

■場所
オーディオユニオン新宿店 試聴室

■講師
LINN JAPAN 小泉

イベント詳細はこちらより→ホームページ

URIKA II

LINGO4

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LP12 45 Anniversary ! その7


モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


G.フォノイコライザー

本コラムのラストは、フォノイコライザーです。

一般的なMCカートリッジの出力電圧は、0.3mV(0.0003V)ほどのとても小さなもの。
これはMMカートリッジの約10分の1で、ラインレベルまで上げるには
1000倍以上の信号にしなければなりません。
さらに、レコード盤に音楽はフラットな特性では入っていません。
レコードは、RIAA規格によって、低音は小さく、高音は大きく収録されて
レコード盤の特性を効果的に利用し音質を高めています。
つまり、フォノイコライザーはとても繊細かつ過酷な仕事を求められる製品なのです。

■URIKA II:LP12内蔵型MCフォノイコライザー(デジタル出力)
LP12内蔵型MCフォノイコライザー URIKAシリーズの最新型であり、
最高性能機種がこのモデルです。
このモデルでは初めてアナログ回路とデジタル回路のハイブリッド構成を導入し、
史上最も高精度なフォノイコライザーが完成しました。
EXAKTで培ったデジタルテクノロジーを大胆に導入し、
パーフェクトなRIAAカーブの再現のみならず、
アナログ回路では不可避なフィルタリング時の位相回転を根絶。
揺らぎのない克明なサウンドを実現しました。
また、製品前半部のアナログ回路におけるパーツと
その集合体である回路全体に存在する「偏差」を個体別にあらかじめ測定し、
FPGA内でデジタル補正を行い、従来は対処ができなかった個体による特性のバラつきと
左右回路のズレを寸分違わず一致させる徹底した設計。
その後プレーヤー外部にはデジタル出力することで、
信号に対する外乱の影響をなくしています。
URIKA IIは、LINNオリジナルEXAKT LINK端子を持った、
DS、DSMモデルおよびEXAKTシステムとの接続によってのみ機能します。
EXAKT LINKを装備しない旧世代のDS/DSMをお使いのユーザー様は、
アップグレードが必須ですのでご注意ください。

URIKA II

※URIKAシリーズは、専用電源RADIKALおよびRADIKAL-AKとのペアで動作します。
URIKA IIは、本機以外にRADIKAL/RADIKAL-AKとEXAKT LINK端子の付いた
DS/DSM/EXAKTが揃ってのみお使いいただけます。

■URIKA I:LP12内蔵型MCフォノイコライザー(アナログLINE出力)
LP12内蔵型MCフォノイコライザーのオリジナルモデルです。
MCカートリッジからの微細な出力を長く延ばすことなく、
10センチ程度のケーブルでアーム出力端子と接続。
音楽信号の減衰と外部ノイズの飛び込みを最小限に留めます。
細心の配慮を施した最高クオリティーの従来型アナログ方式フォノイコライザーです。
LP12からはラインレベル信号が出力される事となり、
プリアンプのLINE入力端子に接続します。

※URIKAシリーズは、専用電源RADIKALおよびRADIKAL-AKとのペアで動作します。
LINGO、MAJIK P/Sなどの電源とはお使い頂けませんので、電源も同時にご購入ください。

■UPHORIK:MM/MCフォノイコライザー
汎用性の高い単体高性能フォノイコライザーとして設計されたのがUPHORIKです。
MM、MCカートリッジ双方に対応するだけでなく、各カートリッジのインピーダンスや
静電容量に応じてアジャストすることができます。
基板は、中央部に入力端子が配置され、本を開くように左右チャンネルの回路が
シンメトリーに展開される理想的なレイアウト。
様々なレコードプレーヤーから紡ぎ出される音楽を、
いきいきとしたラインレベル信号として力強く送り出します。

UPHORIK

URIKA II ¥500,000(税別)
URIKA I ¥400,000(税別)
UPHORIK ¥30,000(税別)

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LP12 45 Anniversary ! その6


モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


F.カートリッジ

現在LINNのカートリッジは3機種。

2つのMCカートリッジKANDIDとKRYSTALは、トーンアームとの強固な一体化のため、
ボディーを3つのステンレススクリューでヘッドシャルに3点支持する方式です。
他社製の一般的なヘッドシェルにはノーマルに2点での取り付けが可能ですが、
LINNトーンアームとの固定には後部にさらなる固定ポイントを装備。
これにより、カートリッジには前後方向についてもグラつき/曖昧さがなくなるため、
音楽の姿をクリアーに浮かび上がらせます。

また、ボディー材として軽さと強度両立のためT型に削り出されたジュラルミンボディー、
そして振動の要因となる余分を排除したヌードデザインを採用。
音溝にまっすぐ向いたシャープな姿は、まるでアスリートという凛々しさです。

KANDID

MMカートリッジは、躍動感に溢れ、音楽のバランスを見事に再現する、その名もADIKT。
アディクト(Adict:英語)とは、もちろん音楽に夢中になっている我々の姿を表しています。
上級機と同様とてもよく吟味された形状により、“レコードに針を乗せる”という
レコード再生に必ず発生する操作がとてもやりやすく、自然に音楽に入っていけます。

昨今、再生操作に理解のない安易なレコードプレーヤー多い中で、
LINNカートリッジには「音楽愛は本物だ!」と感じることができ嬉しくなります。

KANDID ¥450,000(税別)
KRYSTAL ¥200,000(税別)
ADIKT ¥60,000(税別)

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LP12 45 Anniversary ! その5


モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


E.トーンアーム

トーンアームには、超高精度金属加工を出発点とする
LINNのメカニカルエンジニアリングが満載です。
決して真っ平らではないレコード上を外周から内に向かって移動していく
カートリッジを支える最高度のトーンアームは、羽の様に軽い動作感度が必須です。
水平・垂直方向の動きを実現するベアリングは、
ボールサイズのマッチング調整までされた最高級品。
ボール精度だけでなくそのハウジング、ベアリング全体を収めるケースの強度など、
あらゆるデリケートな案件をクリアしたトーンアームは、
聴診器を使った動作確認テストを経て出荷されます。

EKOS SE

トーンアームとは、自身を固定する中心部から
20cmほど腕(チューブ)を伸ばしカートリッジを支えるため、
このアームチューブが「とても硬く、しかもとても軽く」という
両立の難しい課題に直面しています。
最高機種EKOS SEは、アーム部にたった0.5mmという極薄のチタンチューブを製作し、
重量は問われず強度こそ大事な軸・ジンバル部にはステンレス、
軽さが重要な先端ヘッドシェル部はアルミ合金の削り出しパーツを採用しています。
ネジ止めを多用し構成パーツの多い他社のトーンアームは、
設計も製作も簡単ですが、ガタつきと重量増加の原因となるため、
LINNトーンアームは航空機用の接着剤を使った、全く違う手法で出来上がっています。
このことは、シンプルで美しい外観上の特徴にも一役買っている
我々にとってこの上なく嬉しい出来事でもあります。

■EKOS SE:ダイナミックバランス型トーンアーム
ヘッドシェル:アルミ合金削り出し
アームチューブ:チタン
ジンバル・アームピラー:ステンレス
¥600,000(税別)

■AKITO:スタティックバランス型トーンアーム
ヘッドシェル:アルミ合金削り出し
アームチューブ:アルミ合金
ジンバル・アームピラー:アルミ合金
AKITO ¥240,000(税別)

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LP12 45 Anniversary ! その4


モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


D.電源/モーター

「レコードプレーヤーの音質はカートリッジで決まる」
と思われてきた常識を世界各国で変えてきたのが、LINN LP12です。
発売以来一貫して、LINNはカートリッジよりも電源のアップグレードを
優先してオススメしています。

イメージしてみてください。カートリッジは決して自ら走ることはありません。
カートリッジの針先にエネルギー(=音楽)を与えている、
つまりカートリッジに仕事をさせているのは、
定速で回転するターンテーブルに乗ったレコードです。
ターンテーブルが回転することによって、
レコード盤に刻まれた凹凸がカートリッジを震わせます。
正確で究極的にスムーズなターンテーブルの回転なくしては、
ガタガタの音しかカートリッジに伝えられません。
LP12の核であるターンテーブル/ベアリングの精度と、
ターンテーブルを回すモーター駆動システムが
レコード再生の源となっていることは明らかなのです。

RADIKAL

DCモーター

現在LP12の電源は、3方式4機種のラインナップ。
それぞれの方式は、別タイプのモーターとのコンビネーションで動作します。

■MAJIK LP12 Power Supply/ACシンクロナスモーター
最もベーシックな電源。
ご家庭のコンセントに来ている100V商用電源でダイレクトにモーターを駆動します。
50Hz(東日本)、60Hz(西日本)地域で、
それぞれにプーリーサイズを合わせたモーターを使います。
モータースピード調整機能を待たないので、
ターンテーブルの速度調整は、モーター取り付け角度(傾き)で調整されます。

■LINGO/4/ACシンクロナスモーター(小電力タイプ)
2018年第4世代となったAKURATEグレード外付け型電源。
上級機RADIKALの技術を応用し、
FPGA上デジタルで正確な2つのサインウェーブを生成。
オーディオクオリティーDACでアナログ変換したのち
2基のA級アンプがモーターを駆動します。
高精度・低ノイズのモータードライブシグナルは正確な回転と振動のない動作を実現し、
LP12ターンテーブルの工作精度を引き立てます。
セルフキャリブレーション機能により速度調整の必要もありません。

■RADIKAL/DCモーター ■RADIKAL-AK/DCモーター
グレードの違う2つの製品をラインナップするRADIKALがLP12電源の最高性能機です。
100Vの交流電源がプレーヤー内に引き込まれるMAJIK LP12に比べ、
RADIKALではたった0.2Vの直流電源が送り込まれるため、
デリケートな音楽信号に与える影響は極小。
また採用された小型のDCモーターは、コギングが少ないという回転精度への利点に留まらず、
ACモーターに比べモーターからの磁束漏れがとても少ないため、
磁力が直接的に影響するカートリッジにとっても最高の環境。
火星探査機にも使われる高耐久性DCモーターとRADIKAL電源ユニットの組み合わせは、
LP12の“静寂”に多大な貢献をしています。

また、後述のURIKAフォノイコライザーには、
本RADIKAL電源ユニットのみが給電可能です。
URIKAをお考えの方は、必ずRADIKAL/RADIKAL-AKをご選択ください。

MAJIK LP12 Power Supply ¥70,000(税別)
LINGO/4 ¥280,000(税別)
RADIKAL ¥750,000(税別)
RADIKAL-AK ¥400,000(税別)

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第15回九州ハイエンドオーディオフェア/マックスオーディオ

マックスオーディオ様 主催によるイベント
「第15回九州ハイエンドオーディオフェア」に出展致します。

お近くにお出かけの際は是非お立ち寄りください!

■開催期日
4月13日(金) 14日(土) 15日(日) 10:00~19:00

■場所
福岡国際会議場4F 特設会場
〒812-0032 福岡市博多区石城町2-1
会場TEL.092-262-4111

■出展機材
KLIMAX LP12
KLIMAX DSM
KLIMAX TWIN
AKUBARIK PASSIVE
MAJIK DSM
MAJIK 140
AKURATE DS/K/3
※新型 KATALYST搭載モデル

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LP12 45 Anniversary ! その3


モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


C.サブシャーシ

LP12構成パーツとして、最も重要度の高い部品の一つがサブシャーシです。
何の動作もしないパーツですから「どうして?」と不思議にお感じになられるかもしれませんが、
驚くほど大きな効果を発揮します。
LP12にとって、音声創出の物理的土台…まさしく主役と言うべきパーツなのです。

サブシャーシが支える、レコード/プラッターとアーム/カートリッジの関係を、
LP12生みの親であるアイバー・ティーフェンブルンが
「被写体とカメラ」を例に説明してくれました。

「フローティングプレーヤーの代表機であるLP12を見て
“フワフワした音”を想像されるのは、まったくの的外れです。
『音/情報を拾い上げる作業』の邪魔となる、
床からの振動、スピーカーから音波として体当たりしてくる振動、
そしてプレーヤーに取り付けられたモーターの振動。
これらの悪事すべてを無効化するために、
LP12は中心部をスプリングでアイソレーションして(浮かせて)います。
中心部とは、ターンテーブルとトーンアームを強固に一体化させている『サブシャーシ』のこと。
サブシャーシの役割はとても重要で、写真の撮影に例えて言えば、
被写体となる“レコード”とカメラに相当する“トーンアーム”の位置関係を
寸分の狂いなく保持し続けることです。
写真の『ピントがいつも合っている』という状態は、
地球が自転/公転などによって動いていることとは無関係。
たとえ被写体が高速で動いていたとしてもカメラが完璧に同調して
位置関係が不変であれば、ピントは合ったまま。
クリアーでぼけのない写真が出来上がりますよね。
強固に狂いのない中心部を、いかなる外乱からも遮断するというのがLP12。
ただただプレーヤー全体を巨大化する他モデルと、我々の着眼点は全く違います。」

最上級機である「KEEL」は、一体構造となったサブシャーシ/アームボード部を、
一つの肉厚アルミ合金ブロックから削り出し成形します。
普段ほとんど見えない部分ですが、その姿は惚れ惚れするもの。

KEEL

裏面には、肉抜きされたハニカム構造が見て取れます。
たわみ、ねじれなどによって一瞬でも被写体とカメラの位置関係が狂うことは許されません。
肉抜きの深さやブレーシングの間隔は、ひとマス毎に適切に調整され、
強度とともに重量バランスと響き(鳴き)をコントロール。
「形を変えない」という静かな仕事を、とびきり屈強なボディーで行なっているのが、
船の竜骨を意味するKEELです。
KEELにできるだけ近い性能を得られるようローコストに設計されたのが
「KORE」「スタンダードサブシャーシ」の姉妹機達です。

KEEL ¥400,000(税別)
KORE ¥120,000(税別)
Standerd Sub-Chassis + Armboad ¥60,000(税別)

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LP12 45 Anniversary ! その2


モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


B.底板/脚部

レコードプレーヤーLP12を設置場所にしっかりと安定して「置く」ということ、
そして、トッププレートと共に筐体の強度を高めるためにあるのが底板/脚部です。

第4世代となる現行の底板は肉厚のアルミ合金製。
木材やコンポジット材で製作されていた前世代品から、
歴代最高強度を獲得しているだけでなく、
飛び込みノイズをシャットアウトさせるシールドとしての効果を持ちます。

上位機種「TRAMPOLIN」は、完全な水平ではない場所にも
理想的な設置ができるよう高さ調整機能を持たせるほか、
LP12内部のフローティングとは異なる周波数で振動キャンセルを行う機構を備えています。
まさしく“トランポリン”というその名の通りなのです。
TRAMPOLINはLP12構成製品で最もお求め頂きやすい(価格対効果の高い)
アップグレードです。
ベーシックなLP12からやりたいな…という方も、
TRAMPOLINはぜひはじめからお考えください。

TRAMPOLIN

※畳部屋での設置や、柔らかいフローリング部屋での設置には
「SOLID BASE」を推奨しています。
TRAMPOLINを使用した場合、プレーヤー周辺を歩く際、
床のたわみにより針飛びを起こす原因となります。

TRAMPOLIN ¥ 30,000(税別)
SOLID BASE ¥ 20,000(税別)

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DS、DSM及びAKUBARIK、AKUDORIKアップグレード遅延のお詫び

日頃はLINN製品のご愛顧、誠に有難うございます。 

現在、ご注文を頂いておりますDS、DSMシリーズ及び、
AKUBARIK、AKUDORIKのアップグレードのお届け、
また対応の遅延につきましてお詫び申し上げます。

これは、AKURATE DS、DSMアップグレードの世界的なご注文の殺到により、
アップグレード作業および、基板の生産に予想以上の遅れが生じております。

お待ちいただいておりますお客様には大変ご迷惑をお掛けすることとなり、
誠に申し訳ございませんが、今しばらくのお時間をいただきたく存じます。
今後のデリバリーの進捗につきましては、販売店様を通じ、ご案内させて頂きます。

当初のご案内通りに運ばず、さらにお待たせすることとなりまして
大変心苦しい限りですが、何卒ご了承下さいます様、お願い申し上げます。

                                      
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LP12 45 Anniversary ! その1


45周年となったLP12にまた新しいアップグレードが登場しました。
手前味噌ですが、これほどの長い間手を抜かずアップグレードを続けている製品は
どこを見ましてもちょっと見当たりません。
今回のアップグレードも、皆様をおどろかせ、うれしくさせ、ドキドキさせる製品ですので ぜひご注目ください!

モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。
全7回を予定しております。お楽しみいただけましたら幸いです。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


A.本体 – LP12メカニクス

どのLP12にとっても共通する「本体」をLP12メカニクスと呼んでいます。
MAJIK LP12でもKLIMAX LP12でも、プリンス(木枠)/トッププレート、
インナープラッター/アウタープラッター/センタースピンドル/軸受、
スプリング/グロッメット、*LID(ダストカバー)からなる本体は同じものです。
(*MAJIK LP12では、LIDはオプション)


14工程の研磨作業を経て完璧な半球状の先端を持つセンタースピンドルと
軸受内スラストパッドの組み合わせは、「シングルポイントベアリング」と呼ばれ、
LP12の精密な工作精度の象徴であり、
LINNのブランドロゴマークのモデルとなったものです。

そして、歪が出ないようにゆっくりと寝かしながら6ヶ月かけ精密切削されるプラッター。
インナープラッターに開けられた同寸法の取り付け穴に隙間なく圧入され、
一体化したプラッターとセンタースピンドルは、
回転時に上下振れ幅が0.01mm以下であることが確認されて、製品と認められます。
LP12ターンテーブルを回り続ける「コマ」たらしめている正体がここにあるのです。

外枠であるプリンスは使い続けるほどに価値を増す良質の天然無垢材が美しく組み上げられ、
本物・正当・適切・継続・潔白というLP12の姿をそのまま表現していると言えます。


“フローティングシステム”と“ベルトドライブ”という、
歴史によって証明されたレコードプレーヤーとしての「正解」を支えるのが、
本体内部サブシャーシを外界とメカニカルにアイソレーションさせる
フローティングユニットです。
誕生以来幾度となく改良されてきたこのユニットは、
スプリングと大・小グロメットで構成されています。
どの年代のLP12にも適合するため、他のパーツと同様、
10万台を超える世界中のLP12をこれからもサポートしていきます。

→その2へ

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