LP12 45 Anniversary ! その5


モジュール形式のLP12についてよりご理解いただくため
構成製品と仕組みについて改めてご紹介するコラムを連載させていただきます。
LP12のパフォーマンスにとって、優先順位の高いセクションから順にご紹介していきます。

A.本体 – LP12メカニクス
B.底板/脚部
C.サブシャーシ
D.電源/モーター
E.トーンアーム
F.カートリッジ
G.フォノイコライザー


E.トーンアーム

トーンアームには、超高精度金属加工を出発点とする
LINNのメカニカルエンジニアリングが満載です。
決して真っ平らではないレコード上を外周から内に向かって移動していく
カートリッジを支える最高度のトーンアームは、羽の様に軽い動作感度が必須です。
水平・垂直方向の動きを実現するベアリングは、
ボールサイズのマッチング調整までされた最高級品。
ボール精度だけでなくそのハウジング、ベアリング全体を収めるケースの強度など、
あらゆるデリケートな案件をクリアしたトーンアームは、
聴診器を使った動作確認テストを経て出荷されます。

EKOS SE

トーンアームとは、自身を固定する中心部から
20cmほど腕(チューブ)を伸ばしカートリッジを支えるため、
このアームチューブが「とても硬く、しかもとても軽く」という
両立の難しい課題に直面しています。
最高機種EKOS SEは、アーム部にたった0.5mmという極薄のチタンチューブを製作し、
重量は問われず強度こそ大事な軸・ジンバル部にはステンレス、
軽さが重要な先端ヘッドシェル部はアルミ合金の削り出しパーツを採用しています。
ネジ止めを多用し構成パーツの多い他社のトーンアームは、
設計も製作も簡単ですが、ガタつきと重量増加の原因となるため、
LINNトーンアームは航空機用の接着剤を使った、全く違う手法で出来上がっています。
このことは、シンプルで美しい外観上の特徴にも一役買っている
我々にとってこの上なく嬉しい出来事でもあります。

■EKOS SE:ダイナミックバランス型トーンアーム
ヘッドシェル:アルミ合金削り出し
アームチューブ:チタン
ジンバル・アームピラー:ステンレス
¥600,000(税別)

■AKITO:スタティックバランス型トーンアーム
ヘッドシェル:アルミ合金削り出し
アームチューブ:アルミ合金
ジンバル・アームピラー:アルミ合金
AKITO ¥240,000(税別)

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