ここに至るそもそものきっかけは、ライヒの楽曲を、音楽家として最上のかたちで演奏したいという一人のアーティストの切なる願いと、スコアの理想的な再構築を目標にアンサンブルのために書かれた全てのパートをともかく最上のクオリティで録音してしまう、という実行力
192/24 で録音されたマルチトラックの編集作業がきっかけとなり、録音作品として完成を見るまでにはエンジニア達やLinn Records との幸福な出会いがあり、2011年、”kuniko plays reich”(CKH 385) が世に出たのです。たちまちに、ディスクはもちろん、スタジオマスター音源も高評価を獲得し、同年のレーベル・ベストセラーとなりました。 第二作として昨年発表された”CANTUS”(CKD 432) にもライヒは一作収録され、ここでも、卓越した演奏のみならず、スコアリーディングから編曲、さらには各パートの録音に引き続く編集仕上げという、粘り強くも精緻な作業が、リスナーに届く心地よい音の重なりや連なり、溶合う響きの向こう側では繰り広げられています。
「私の音楽」が確実に世界中で評価される、ということ。メジャーレーベルが凋落した今、才能豊かな音楽家の演奏を余すことなくリスナーに届けたいというLinn Records のポリシーがKuniko の作品達の真価を新しい聴き手にアピールできた結果、この度のレコードリリースが実現するのです。音楽を、オーディオを、絶えず新たに進化させているLINN からの、懐古趣味とは無縁の新譜LPを嬉しいプレゼントとして素直に喜びたいと思います。
「ヨーロッパの伝統と新しさを取り入れ、日本の風土とも調和する“こだわり”の製品づくり」を基本理念とする国産最高級キッチンメーカー“キッチンハウス”。KITCHENHOUSEの最上位機種に標準装備されたLINN のCLASSIK MUSIC SYSTEMや、上野毛ショールーム全体に広がるハードディスクKIVORとマルチルームKNEKTシステムでの音楽は、お客様へのプレゼンテーションの“こだわり”を実践したもの。宮内庁御用達のKITCHENHOUSEを英国王室御用達のLINNがお手伝いします。
オーディオの価値。
音楽を意のままに再生できること。クオリティを追求することを良いことに、いつのまにか暮らしから遠いものになっていないでしょうか?
LINN が本社屋に展開するLINN HOME を実際に尋ねた取材陣が体験したものとは?
総合オーディオメーカーとして、家庭のインフラとしてのネットワークを活用することにいち早く取り組んだLINN がサウンドシステムとインテリアを調和させることによって、本物の豊かさをお家の中で実感できるようにしたLINN HOME の詳細が案内されています。
暮らしの中心であるヒトと音楽の幸せな関係について考えを巡らせてみませんか。
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