LINN45周年/1990年代

■1990年代

1990  Lingo:初のLP12外部電源発売
1991  Kremlin & Kairn & Keltik:FMチューナー、プリアンプ、スピーカー発売
1992  Keilidh & Karik/Numerik:スピーカー、CDプレーバックシステム発売
1993  Brilliant power supply:オリジナル・スイッチング電源リリース
1994  Knekt system:マルチユーザーオペレーションを可能にした先進的マルチルーム
システム誕生
1995  AV51 system:サラウンドシステムコンセプト発表
1996  AV5103:高級オーディオとして世界で初めてのサラウンドプロセッサー誕生
1997  Sondek CD12:世界のCDプレーヤーの新しい品質基準を創出する衝撃の製品
1998  Classik:CDプレーヤー・プリメインアンプ一体型が人気を博す
1999  Klimax solo:新しいフラッグシップパワーアンプがオーディオパフォーマンスの
基準を高める

この頃から私共リンジャパンがLINN製品の取り扱いを始めます。
この年代はまさしく激動です。

CDメディア登場から約10年して、LINNの初代CDプレイヤーシステムが完成しました。
LP12と言うスタンダードと十分に渡り合えるCDプレーヤーでなければ許せなかったLINNは、
長い研究開発ののち、当時他社モデルで見ることのなかったクロックシンクシステムを持った
トランスポート&DAコンバーターを発表します。

また1996年には本格的な5.1chサラウンドフルシステムが活躍します。
海外製サラウンドプロセッサーとしておそらく日本で最もユーザーの多かったAV5103は、
シアターファン憧れの製品。
今でもその名を聞くとドキドキするほどです。


そして、LINNの歴史上特に重要な製品たちも誕生しました。
Sondek CD12とClassikです。

CD12

世界の頂点に君臨した伝説のCDプレーヤーと、
とても多くの音楽ファンを喜ばせた一体型ミュージックシステム。
「きれいなネイルの女性にも最高の音楽を聴いてほしい」と
洒落たことを言いながら発表したCD12。
見慣れたボタンを無くし、クローム仕上げの削り出しトレイをタッチすることで
基本動作が行える、最高に美しい製品でした。

Classik

「ハードに強くない私の母親のような人にも、迷うことなく音楽を聴いてほしい」
と誕生したCD+アンプのシンプルなClassikは、
のちに様々なバリエーションモデルを生むことになる
最高に楽しく優しい製品でした。

LINN何たるかを象徴する2つの製品がLINN誕生25周年を飾ってくれました。

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