vol.01 竹中直人さん(俳優・映画監督)

竹中直人さんがお使いのLINNシステム KISTO (システムコントローラー) AV5105×3(パワーアンプ/生産完了品) AV5140(フロントスピーカー/生産完了品) AV5120(センタースピーカー/生産完了品) AV5110(リアスピーカー/生産完了品) AV5150(スーパーウーファー/生産完了品) KARIK(CDプレーヤー/生産完了品)

LINNシステムをお使いいただいて約10年になられると思うのですが、今までお使いいただいた感想をお聞かせ下さい。 完璧ですね。完璧すぎちゃって困ってます(笑)。 最近、“東京スカパラダイスオーケストラ”の冷牟田君や“くるり”の岸田君が遊びに来てくれて、びっくりしてくれました(笑)。友達を自分の家に連れてくるのは、いいですよね。改めて感動します、すげーなって驚いてくれるから(笑)。「どこのですか?」と聞かれると、堂々と「LINNだよ!」って答えるんです(笑)。

そんなときはどんなソフトをご覧になるのですか? 音楽が多かったですね。ポリスを見たり、今年の1月にNHKホールでやった「どんと紅白」(ボガンボスのヴォーカル、どんとの7回忌イベント)、BSフジで放送されたんですけど、それをスタッフがDVDに残してくれたものや、「フィッシュマンズ」のライブDVDを見ました。

よくお客様がいらっしゃるのですか? そんなには来ないですよ(笑)。帰りが遅かったりするので。 そのときはちょうど打ち合わせをしていたものですから。いいタイミングで家来る?ってことになったもので。

普段はどんなときにソフトをご覧になりますか? 突然休みになったときですね。雨で撮影が中止になったり。 この部屋でLINNの音を聞くと…この前海外版の未公開ホラー映画(ウルフ・クリーク)をDVDで発見して、英語はわからないんですが(笑)、音と映像だけで「すげえなぁ」って(笑)。非常に精細に作られている作品などはたまりませんね。美しく艶があって、静かに繊細に音が響いてくる。ライヴ版とかも家の100インチのスクリーンで観ると本当のライヴにいるような感じです。

その前に使っていたシステムはあったのですか? はい。一番最初にドルビーサラウンドにしたのは、僕がこの世界にデビューした27才の夏でしたね。 いきなり生活出来るようになって、大画面とDSは夢のまた夢でしたからね。国産のアンプでした。それはまだそんなにこだわってなかった頃ですから…と言っても、自分の家で映画を観れるなんて思ってもいなかったので、システムが揃った時には感動で泣きました…。これでもう十分だろうって思っていました。

LINNシステムで楽しむお気に入りのディスクがあれば教えてください。 最近は“フィッシュマンズ”のDVDですね。「若いながらも歴史あり」「男達の別れ」のライヴDVDをよく見ています。

CDやLPは…。 LPはね、持っているのですが、もうプレーヤーは物置にしまってしまいました。 ある取材でLINNのLP12を聴かせてもらった時は、CDの音って何だろう…って思ってしまうほど感動しました。やはりレコードの方が素晴らしいと思いました。CDでよくかけているのは“ジョアン・ジルベルト”とか、“ジャック・ジョンソン”とか、“YUKI”とか“ハナレグミ”とか、“くるり”とか“クラムボン”とか“ナタリー・ワイズ”とか、日本のが多いですね。洋楽だと、“ポリス”、そして“スティング”、“U2”ですね。最近「シンクロニシティー」のライヴがDVDで出たので楽しみに観ました。カッコよかった。3人だけというのがすごくイイですよね。ベースとギターとドラムだけ。

pic02竹中さんにとってこのシステムはどんなものですか? 夢でした…。もちろん映画館で映画を観るのが一番ですが、映画館に行くとどうしても前の人の後頭部とか気になるでしょ?こいつ後ろにもお客さんいるのに姿勢良過ぎだよ、とかいろんなこと思うじゃないですか。僕は後ろに人がいると悪いから下がって見ますけどね(笑)。気を使うんですよね、映画館で見ると。この部屋だと誰にも干渉されずに自分一人の世界で見ることが出来ますからね。もちろん生のライヴもいいですが、スティングとか見に行ったりして、前にいるお客さんが好な曲が始まった時、待ってましたーって感じで指さしたりすると、そんなに主張すんなよ!って気になっちゃう(笑)、そんな踊りまくんないでくれよって(笑)。でも、この前のストーンズは感動して泣きながら踊ってしまいました(笑)。

そうやっていろんなことを思ってしまうんで、そういう意味ではこのシステムは本当に自分のものっていう感じですね。しかも家で聴けるっていうのが、見れるっていうのが、一番贅沢なんじゃないですかね。もう人ごみの中に行く力がないっていうか。昔は電車を乗り継いで行きました。この映画はここでしか見られないなとか思って。今、新宿とか渋谷で映画を見るのはやっぱり雑踏に立ち向かう勇気が要りますからね(笑)。

本当にLINNのシステムは最高です。デザインも品があるし、美しい。色もいいですからね、あの茶(チェリー)が。

10年たっていい感じになってきていますよね。 いいですよね。CDプレーヤーとかもすごく好きだし、あのアンプの黒い存在感とか、控えめでいて主張せずにどーんと存在している感じというのかな。たまらないです。世の中には奇をてらったデザインのものとかもありますが、斜めに立ったスピーカーとか。でもLINNはシンプルにスーっと立っている。そしてあのマーク。あのマークが、染み入りますね。だから僕の監督した映画「サヨナラCOLOR」という映画でも使わさせていただきました。また畳にもあうんですよね、LINNは。畳に置きたかったんです。

和室にもあいますよね。 そうなんです、和室にもしっくりくる。

竹中さんのこの部屋すごく素敵ですよね。 自分の仕事に満足するっていうのはないけれど、システムに満足するっていうことはありますね。もう満足ですね。何十年も使っていたい、愛着のある…だからカーステレオもLINNでと思ったのですが、アストンマーチンの純正しかやってないんですね。自分の車でもLINNのシステムができたら夢ですね。車の免許を取ったのが47才の時だったんです。車の中で音楽を聴ける点、自分が運転して音楽を聴くのと、仕事の移動の時に事務所の人が運転して音楽を流してるというのとでは音楽の聞こえ方が全然違うんですよね、感じ方が。自分で運転しながら、今日は撮影が早く終わったから海にでも行こうかってときに音楽が流れているというのはたまらなくいいですからね、自分の運転で自分で選曲しながら。カーステレオのシステムがLINNだったらいいのにナァ…。

竹中さんはアストンマーチンもきっとお似合いでしょうから。 いやいや。でもすげぇなぁ。気分はジェームズ・ボンドでしょうね。

LINNのポータブルCDプレーヤーとか出たら凄そうですね。iPodに入れちゃうというよりCDを何枚も持っていくというのが楽しいな。やっぱり好きなアルバムは常に地方ロケの時は持っていきますからね。CDケースから出して、専用ケースに何枚も入れて。だからみんなどっかいっちゃうんですよ。アーティストのCDケースをあけて、あれ、中身がない!って。それが大変ですよ、どこに置いたのかなぁって。それが難点ですよね。どっかいっちゃうんですよ、ケースはあっても。それでまた買っちゃうんです、見つからないから。探してると気が狂いそうになるので。いいや買っちゃおうって(笑)。でも後で見つかって、「なんてこったー!」って叫ぶんです…。

LINN万歳です! あのスピーカー、細長いのかな、って横を見るとそうじゃない。それがいいですよね。正面から見た印象と横から見た印象が違うというのが。アンプも黒で、シルバーのこうラインがスっと入っている感じが。そして照明がブルー、あのブルーの色がいいですよね、暗くしたときに。本当にLINNのシステムは憧れでした。感謝オドロキです!

ご協力ありがとうございました。