vol.02 HEAR THE DIFFERENCE

眠らせたままになっていませんか?

NINKAに秘められた驚くべき可能性

LINNのスピーカーシステムはアクティブ駆動することによりその秘められた真の実力を発揮させることができます。今回はその中で驚異的ともいえるロングランを誇るニンカを用いてLINNのアクティブ駆動についてご説明いたします。 アクティブ駆動というときっと多くの方が「手間がかかるのではないか?」「機械が増えてしまうのでは?」などと心配をされているのではないでしょうか? これからご説明する内容をご覧いただければ、そのような心配は無用ということをご理解いただけるでしょう。

スピーカーにはその能力の限界があるのでは?

その通りですが、プレーヤーの性能を向上させたり、アンプを交換したりすることで、再生音が変化することは周知の事実。つまり、測定値等のスペックでは見分けのつかない駆動系の微妙な差異もスピーカーを通じて聴ききわけることができます。同じスピーカーとは思えないほどに飛躍的な音質の向上を実現するスピーカーのアクティブ 駆動について、ここでは2ウェイのベストセラーモデルNINKAを例にとって説明いたします。

NINKAの成り立ちは?

NINKAは2000年に発表され、美しいプロポーションと類希な性能を両立する実力機としてロングランを続けるフロアスタンド型2ウェイ。トゥイーターを挟んで配置された2つのユニットは同相でパラレルに動作し、コーン型のユニットは中低域を、ドーム型のトゥイーターユニットは高域を受け持ち、低域から高域にいたるまで、全帯域を十全に再生するよう設計されています。パワーアンプから一組スピーカーケーブルを接続すれば、NINKAに内蔵された回路によって帯域は適切に分割され、優れた音楽再生ができるよう工場出荷時に設定されています。

パッシブ(PASSIV)?

NINKAに内蔵された帯域を分割する回路は通常ネットワークと呼ばれ、コイル(L)、コンデンサ(C)、抵抗(R)等の部品で構成されています。それらの素子は入力信号のエネルギーを消費し受動的に機能するため、パッシブ・クロスオーバーとも呼ばれます。ネットワークを経由してスピーカーシステムを駆動する方法の総称が“パッシブ”。NINKAには、高音質パーツを高厚導体の基板上にレイアウトした2ウェイ用のネットワーク(ハイパスおよびローパス)が内蔵されています。

シングルワイヤ(SINGLE WIRE)?、バイワイヤ(BI-WIRE)?

パワーアンプ出力端子とスピーカーシステムの入力端子を一組のスピーカーケーブルで接続するのがごく一般的なシングルワイヤリング。二枚構成の入力端子板の表裏を選択するだけで、ユニットとネットワークの関係が選択でき、ネットワーク上で中低域と高域を絶縁することができます。一台のパワーアンプからそれぞれの帯域別に2組のスピーカーケーブルを用いて接続するバイワイヤリングはウーファーの逆起電力に起因する歪を回避し、効果的なアップグレードをもたらします。さらに、もう一台パワーアンプが追加できれば、バイワイヤリングの効果をさらに伸長させるバイアンプ駆動まで発展することができます。

  アクティブ(AKTIV)?

バイアンプ駆動によるNINKAは目覚しいパフォーマンスを発揮しますが、パワーアンプとユニットの間にはネットワークが介在しています。受動素子で構成されたフィルターは音楽信号を消費することで機能し、微細な情報の損失や位相の回転を避けることはできません。いくら優れたパッシブネットワークといえどもそこを通ることによりパワーアンプから送られてくる音楽信号のおよそ30%以上が熱として消費されてしまいます。他方、アクティブ駆動とは、ラインレベルの信号をエレクトロニクスで理想的にフィルタリングし、パワーアンプを各帯域専用としてユニットを直結駆動する手法。ネットワークを経由せず、パワーアンプはユニットのボイスコイルに音楽信号を送り込むことが出来ます。

  アクティブ(AKTIV)?

バイアンプ駆動によるNINKAは目覚しいパフォーマンスを発揮しますが、パワーアンプとユニットの間にはネットワークが介在しています。受動素子で構成されたフィルターは音楽信号を消費することで機能し、微細な情報の損失や位相の回転を避けることはできません。いくら優れたパッシブネットワークといえどもそこを通ることによりパワーアンプから送られてくる音楽信号のおよそ30%以上が熱として消費されてしまいます。他方、アクティブ駆動とは、ラインレベルの信号をエレクトロニクスで理想的にフィルタリングし、パワーアンプを各帯域専用としてユニットを直結駆動する手法。ネットワークを経由せず、パワーアンプはユニットのボイスコイルに音楽信号を送り込むことが出来ます。

  システムが複雑になったり、設置が困難だったりするのでは?

帯域分割を受け持つエレクトロニクスである最新のアクティブ・クロスオーバーは、表面実装技術による非常にコンパクトなモジュールで、C-LINEのパワーアンプに搭載が可能。4チャンネルの“チャクラ“パワーアンプC4100、C4200ならば、バイアンプパッシブ駆動と全く同じたたずまいで、容易にアクティブ駆動に移行させ、NINKAの桁違いの可能性を開花させることができます。バイアンプ・アクティブ駆動の場合、トゥイーターを挟んで配置された2基のミッドバスユニットは一台のパワーアンプでパラレルに駆動されます。ということは、上下のユニットをそれぞれ単独のアンプでドライブすることも可能? そうです。アクティブモジュールとパワーアンプがもう一組、あるいは、C6100ならば左右に3チャンネルを振分けてトライアンプ・アクティブという究極のマルチアンプシステムまでスマートに発展させることができるのです。

  アクティブを体験するには?

アクティブ駆動についてご理解いただけましたか?しかしなにより実際ご体験いただかないことにはその真価を見出すことは難しいでしょう。LINNスピーカーシステムとC-LINEがデモンストレーションしてある販売店様にて、アクティブ駆動をご体験いただけます。また、アクティブ駆動の凄さを体験できるイベント等も随時企画してまいります。最新の情報につきましては、弊社サイトでご案内させていただきます。 ご自身の愛聴盤をお持ちになって、耳からウロコを落としてください。

LISTEN, and be there !