■1980年代
1980 Basik : MMカートリッジの誕生
1981 Nirvana kit:LP12アップグレードキット登場
1982 Valhalla:LP12強化電源登場
1983 Karma:MCカートリッジ発売
1984 Axis:ターンテーブル登場
1985 LK1&LK2:プリ&パワーアンプの誕生によりLinnのフルシステム構築が可能になる
1986 Troika:メタルボディー&3点支持MCカートリッジ発表
1987 Nexus:スピーカー登場
1988 Ekos:グラスゴー産トーンアームにより新しい基準が誕生
1989 Akito:現在まで続くトーンアームのファーストバージョン
LP12および周辺製品の改良を進めているLINNですが、80年代に大きな動きが起こります。
今までLP12を再生するには、必ず他社製品アンプを使わざるを得ませんでしたが、
ついに革新的なアイデア満載のプリアンプとパワーアンプが完成します。
LK1は、世界で初めてソリッドステート・スイッチングを採用したプリアンプ。
機械的接点を持たないため音質劣化が少なく、
コンパクトなボディーから素晴らしい音楽を奏でます。
また今ではあたりまえですが、リモコンによってボリューム調整や
入力切り替えができるということも、他モデルにはない大きな魅力でした。
レコード全盛時代ですから、内部の半分以上はフォノイコライザー部が占めています。
多くのユーザーに支持され、LP12が奏でるサウンドを支えていきます。
そして、フラッグシップトーンアームEKOSの完成。
それに続いて弟機AKITOが登場します。
2018年現在のAKITOはバージョン3でスコットランド製ですが、初代機は日本製でした。
EKOSもAKITOも現行モデルと基本コンセプトは全く同じ。
現行モデルは30年を経て素材と工作精度がずいぶんと良くなりましたが、
サウンド面でもルックス面でも、LP12が頼りにする相棒であることに
ずっと変わりはありません。
また1986年、現在のLINNファクトリー&ヘッドオフィスがリチャードロジャース設計によって
誕生しました。この素晴らしい工場において数々の製品を生み出していきます。
世の中では、いよいよCDが登場(1982年)。
LINNのラインナップは、どう変わっていくのでしょうか。
→1990年代へ