Small Amplifier;
Big Credentials
Klimax Solo 500
コンパクトなサイズはそのままに、伝説的な前モデルをあらゆる点で上回るアンプとするため、
Klimax Solo 500のソリッドな筐体の内部1立方ミリメートルにいたるまで活用しています。
Solo 500は、初めて電源投入した瞬間から長きにわたる寿命のあいだ、最適な動作を続けます。
非常にダイナミックな音源を長時間再生し続けてもクールな状態を保ち、大出力・超低ノイズ、全モデルと比較して85倍もの低歪率を誇ります。
その小さな筐体に、圧倒的な実力を秘めています。


ハイブリッド・クーリング・マトリクス
Klimax Solo 500には、全く新しい熱管理システム――“ハイブリッド・クーリング・マトリクス”が搭載されています。
この革新的な冷却構造により、アンプは常にクールに、そして静寂の中で動作し続けます。
日常的な使用時には、アンプ内部に深く組み込まれた熱伝導プレートが、内部電子回路から熱を効率的に放出します。
このプレートには、シミュレーションソフトによって設計・最適化された精密加工のフィンが並び、迷路のように複雑で緻密な熱放散チャネルを形成しています。
この効率的な形状が、熱を上方へ、そして筐体の外部へと排出するのです。
そして高負荷の長時間リスニング時には、このハイブリッド・クーリング・マトリックスが本領を発揮します。
アンプは自動的にアクティブ冷却モードへと移行し、内部に搭載された2基のファンが熱伝導プレート上部のフィンの間に冷気を送り込みます。
このファン制御は、内蔵のFPGAプロセッサによってリアルタイムで制御されており、アンプ内部の温度とオーディオ信号に基づいて最適な回転速度が決定されます。
その結果、ファンはほぼ無音で動作しながら、常に理想的な冷却性能を発揮。
音質、リスニング体験、そしてエネルギー効率を、常に最高の状態に保ち続けます。
アダプティブ・バイアス・コントロール
Klimax Solo 500の驚異的な低ノイズフロアを実現している重要な要素が「アダプティブ・バイアス・コントロール」です。
この先進技術の導入により、Solo 500は一般的なリスニング環境において、前モデルと比べて全高調波歪+ノイズを85分の1にまで低減しています。
Solo 500は、出力段のバイアス電流をリアルタイムで測定・調整し、どのような温度環境や音量、急激な音楽信号変化においても常に理想的な状態を維持し続けます。そのため、複数のSolo 500を用いた際もすべてのユニットが完全に同一のパフォーマンスを発揮し、システム全体で均一かつ完璧な音質を保ちます。
デザインと構造美
Solo 500の外観は、ミニマルでありながら洗練された美しさを湛えています。
一見シンプルに見えるその筐体も、目を凝らせば精巧に設計されたディテールの数々が、静かにその存在感を主張します。
本体は、ベースプレート、エンクロージャー、リアパネルという3つのアルミニウム部品から構成されており、シームレスに一体化された外装は、まるで一塊のアルミニウムの彫刻のような印象を与えます。
連続的な曲率をもつフィレット加工は、滑らかにエッジ部と目を引くセンターパーツに向かって導かれます。中央にはバックライト付きのLinnバッジがミニラウンデルに組み込まれ、放射状のクロームトリムとスチール製の外リングで飾られています。見る角度によって光の反射が変わり、すべてのアンプがそれぞれ違った陰影を作り出します。これがSolo 500に独自の存在感を与えています。




Solo 500はLinnの最新かつ最高峰の技術が集結。これまでにない“最良のコンパクト・モノブロック・アンプ”が完成しました。
アダプティブ・バイアス・コントロール、インテリジェントファン制御を装備したハイブリッド冷却マトリクス、そして新世代のUtopik電源が高次元で融合することで、単なる技術の集合を超えた、真の価値を持つClass ABアンプが生み出されたのです。
しかもそのすべてが、他のどの製品よりもはるかにコンパクトな筐体に収められています。
Linnのフラッグシップ・アンプおよび電源技術を洗練されたミニマルな筐体に巧みに最適配置・小型化することで、Solo 500はどのような使用においても比類なき性能と利便性を両立します。

Klimax Solo 500
主な特長
個性豊かで高級感あふれる、精密加工によるデザイン
インテリジェントなファン制御を備えた、ハイブリッドクーリングマトリクス
アダプティブ・バイアス・コントロール
自己調整型のUtopik電源を搭載
Utopikがもたらす駆動力
ハイブリッド冷却マトリクスの効果は、特別に最適化された新世代Utopik電源によってさらに高められます。自動電圧レールにより、再生される音声信号と音量に応じて必要な電力のみを供給することで余剰エネルギーを発生させず、熱として無駄に消費される電力を最小限に抑制。その結果、電源効率は大幅に向上し、アンプ内部の基準温度低下、消費電力の低減を実現しています。
技術仕様
Linn史上最高のコンパクト・モノラルパワーアンプ
チャンネル数 | 1チャンネル |
最大出力 | 500W into 4Ω |
250W into 8Ω | |
最大入力 | 1 kW |
アンプテクノロジー | Adaptive Bias Control |
電源 | Utopik |
入力端子 | RCA フォノ x1 |
XLR(バランス) x1 | |
パススルー端子 | RCA フォノ x1 |
XLR(バランス) x1 | |
スピーカー出力端子 | バインディングポスト/ バナナ / Yラグ x 2 |
出力インピーダンス | 0.01Ω at 1kHz |
THD+N, 4 Ω | 0.0005% | 1kHz | 500W |
THD+N, 8 Ω | 0.0004% | 1kHz | 250W |
仕上げ | Silver or Black anodised |
寸法 | |
幅 | 350 mm |
高さ | 88.5 mm |
奥行 | 364 mm |
重量 | 10.6 kg |
価格 | ¥ 5,500,000税込/台 (¥ 5,000,000税別/台) |
¥ 11,000,000税込/ペア(¥ 10,000,000税別/ペア) |