Archive for May, 2016

“Music for Life” LINN 2 DAYS -2nd mov- オーディオユニオン新宿店

オーディオユニオンネットワークオーディオ館では、
LINN試聴会「“Music for Life” LINN 2 DAYS -2nd mov-」が2日間にかけて開催されます。
LINN DSMの導入で迷っているお客様、是非この機会にご参加下さい。

◇1日目: 「MAJIK DSM/2 自由自在」試聴会


ネットワークオーディ入門者必見。
LINN DS関連の中で映像と音楽のマルチユース機として人気のベストバイ MAJIK DSM2!
オーディオユーザーにも納得の高音質再生を可能にするポテンシャルの高さを、
基本設定から応用までご案内いたします。

■日時:2016年6月11日(土) 14:00~16:30
■場所:オーディオユニオン新宿店 試聴室
■講師:LINN JAPAN 小泉

◇2日目: 「AKURATE LP12 組上げ試聴会」


前回大変好評を得たMAJIK LP12の組上げ体感試聴会に続き、今回は上位機種
AKURATE LP12組上げ工程の体感試聴会です。
使用パワーサプライは LINGOでなく、上位機種の RADIKAL-AK 。
真のAKURATE LP12 をご堪能下さい。

■日時:2016年6月12日(日) 14:00~16:30
■予約制 (定員:10名) 
■場所:オーディオユニオン新宿店 試聴室
■講師:LINN JAPAN 小泉

■使用機材
・DS+プリメインアンプ LINN MAJIK DSM2
・レコードプレーヤー AKURATE LP12
・フォノイコライザー UPHORIK
・スピーカーシステム B&W 804D3MR,805D3B + FS805D3

イベント詳細はこちらより→ホームページ

Posted in Event | Comments Off on “Music for Life” LINN 2 DAYS -2nd mov- オーディオユニオン新宿店

なぜCD からネットワークへ移行したのか

今、もう一度、LINN DS の登場から、EXAKT に至るまでの流れを、
家庭で音楽を楽しむという、オーディオの原点に立ち返り大局的な視点で捉えることの必要性。
音楽再生のスタイルの優劣ではなく、より深く音楽とつき合えるようになる可能性を秘めている
ネットワーク再生。

因習にとらわれず、テクノロジーを使いこなし、高度なエンジニアリングで革新的な製品を世に
問うてきたLINN の歩みとこれからを、自らの体験を踏まえて、実に完結に、そして柔らかな
提案性も添えられた山之内正先生の記事が最新号に掲載されました。

置かれた場所は特集との兼ね合いでしょうか?
そんな勘繰りはさておき、オーディオ誌に多くの読者に読まれるべき記事のあることを
素直に喜びたいと思います。

2016 SUMMER No,161 P282-285
Posted in Announcement | Comments Off on なぜCD からネットワークへ移行したのか

“レコード” という音が

これは、「詩」なのか、何かのセリフなのか。
目的もなく選局したラジオをクルマの中でぼんやりと聞き流していた。

ぶっきらぼうに「金(カネ)がきたら」、という直截な言い方で、買いたいモノが列挙されていく。
それはこんな風に始まった。

       金がきたら
       ゲタを買おう
       そう人のゲタばかり かりてはいられない

       金がきたら
       花ビンを買おう
       ・・・・・・・・・

そうしたフレーズがいくつか繰り返されるうちに、不意に「レコード」という音の連なりが聞こえ、
耳をそばだてた。「レコード」は「レコード入れを買おう」、という言い回しに出てきたものだった。
その後特段の事件は起こらず、声の主は「詩」の朗読であることを告げた。

詩人の名も、題名もそのとき併せて電波に乗ったかもしれない。だが、悲しいかなメモも取れず
貧弱な記憶力ではその名を覚えてしまうことも適わなかった。ただ、自由にできるお金を手にし
たら、ゲタやヤカンを買ったりするのと同様に「レコード入れ」を買いたいと思っている暮らしの
様子、散らかった部屋で大切にされている音盤と再生される音楽に寄せる気持ちにはシンパ
シーを覚えた。

幾日か過ぎて、それとはなしに「金がきたら」で検索すると、たちどころに「竹内浩三 金がきた
ら」がヒットすることに不明を恥じた。1945年に20代前半で没した若者の心に届いた音楽のこと
を夢想する。あの頃の二ホンで「レコード」を大切にしたいという真っ直ぐで健気な気持ちには、
モノはあふれ返り、膨大な情報が飛び交う下の私たちとは全く異なる切実な思いが満ちてい。
る。

「いつ踏んで わってしまうかわからない」から買いたい「レコード入れ」に納めるはずのSP盤も
このところ無責任にリバイバル現象として扱われことの多いLP も「レコード」と呼称する私たち。
記録(レコード)された板には音楽が刻まれている、と信じること。その心根だけは「金がこなくて
も」忘れてしまわないようにしたいものです。

m.f.


Posted in Staff Insight | Comments Off on “レコード” という音が