Linn があらたにArko(アーコ)の設計開発に着手した際、優れたトーンアームに必要不可欠な構成要素とは何かを徹底的に吟味し、それらの本質を見据えて最高水準の製品に仕上げることを目標にしました。Arkoのシンプルで洗練された佇まいには、数多の厳格な作業工程が秘められています。
Arkoの一切のストレスを感じさせない滑らかな動きは、水平、垂直軸に配置されるベアリングは微調整によって同心性が確保され、抜群の安定性を誇るジンバル構造によって実現しています。アームは文字通り繊細で液体のような追随性で音溝や盤面の反りにも柔軟に対応できるのです。
ヘッドシェルからジンバル部まで、アームの主要アセンブリ全体が7075グレードのアルミニウム素材で構成できるよう、特別な注意と努力が払われました。その結果、素材の物性による相乗効果とカップリングにより、カートリッジのデリケート発電機構およびサブシャーシから発生する音楽再生に望ましくない共鳴が効果的に排除されます。
Arko とその完璧なパートナーとして開発された Kendo (ケンドウ)MCカートリッジと組み合わせると、音楽信号は理想的な状態でフォノステージに送り出されます。
■価格 ¥ 550,000(税込)
発売年月 | 2022年6月 |
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推奨負荷:(最適値はリスニングで設定) | 42Ω ~ 1kΩ (determine optimum by listening) |
有効質量 | 10g |
針圧調整 | 0 - 3g |
取付カートリッジ自重 | 2 - 10g |
実効回転半径 | 211 mm |
オーバーハング | 18 mm |
有効長 | 229 mm |
オフセット角 | 24° |